：story22 《Riho side》 ページ23
三学期もいつも通り
仲のいい女の子たちと一緒に居った
お昼を食堂でみんなとわいわい仲良く食べて
教室に戻る最中、丈を見た
血相を変えて全力で廊下を走る丈
梨帆「丈.....？」
「藤原どーしたん？(笑)」
「しらん、トイレちゃう？」
みんなは丈が走っていたことを
面白おかしく話していたが
そのとき私は何か嫌な予感がした
そのときは気のせいだと思った
だけど、そんな気持ちも教室に入った瞬間
打ち砕かれた
うちが教室に入ると目にしたのは
先程の丈と同じく
血相を変えてこちらをみる真鳥と誠也
末澤「梨帆っ...」
梨帆「え？何？2人とも血相を変えてどしたの？」
「藤原も様子へんやったけどなんかの罰ゲーム？？(笑)」
梨帆「えー、なんかゲームしてたの？」
林「そんな笑い事ちゃうで」
珍しく真面目な真鳥のその姿に
すこし恐怖を覚えた
末澤「Aの容態が急変したらしい」
林「今、丈が病院に向かった」
梨帆「え.....？」
びっくりだった
最近調子が優れているって聞いてたから
元気なんやって安心してたのに
「え、ちょ、それまじ？」
「て、梨帆？大丈夫？めっちゃ泣いてるけど」
梨帆「泣いてる？」
友達に言われて気づいた
無意識に涙がでていたらしい
梨帆「ね、ねぇあの子大丈夫だよね？まだ死なないよね？ねえ？まとくん！すえざっ...わ！！」
それからのことはあまり覚えていないが
教室を飛び出して急いであの子の病院まで
向かったことは覚えてる
___ねえ、まだ生きててよ
Aに謝りたいことあるの！
話したいことたくさんあるの！
__私にはやっぱりAが必要なの
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ふうか - めっちゃ良いお話!!!!更新頑張ってください！ (2019年4月2日 12時) (
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作者名：夢乃 | 作成日時：2018年9月20日 4時
