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それから数日
丈はどんなに雨が降ろうが期末テスト中だろうが
毎日のようにお見舞いに来てくれていた
『なぁ丈、テストどうやった?』
藤原「それ聞いちゃう?」
『悪かったんか?』
ぶっちゃけ丈はそんなに頭は良くない
たぶん下から数えた方がはやいくらい
梨帆「丈な、なんと学年10位内に入ったんやで」
『は???!!』
藤原「うるせ(笑)」
『いや、え?丈まじなん?』
藤原「...まぁな」
末澤「こいつのおかんが、テストの成績悪かったらAのお見舞い行くの禁止ゆーたんやて」
『ほへぇ、丈のおかんらしいな(笑)』
『ゲホゲホッ』
梨帆「ちょっと大丈夫??」
『大丈夫、ただの咳やから』
ここ数日、あまり体調が優れない
梨帆たちには、大丈夫やからゆーてるが
実際は少し辛い
林「あんまり無理せーへんでな?」
末澤「せやせや」
『はぁーい』
藤原「今日はもう帰るから、お前ははよ寝とき」
梨帆「うんうん!ちゃんと風邪も病気も治してな」
藤原「じゃっ」
『また明日ね!』
このときは知らなかった
この風邪が
ただの風邪ではなくなることは。
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ふうか - めっちゃ良いお話!!!!更新頑張ってください! (2019年4月2日 12時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢乃 | 作成日時:2018年9月20日 4時