冬のオオカミくんには騙されない (ページ18)

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北「ねぇ･･･、ちょっと向こうで話さない？」

北人が声をかけたのは壱馬に支えられながら滑っていたAだった。

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横『やっと北人が動きましたよ！』

松『北人いけいけ～！』

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『あっ、うん！』

壱「A、たくさん話してくれてありがとうな」

『わたしもありがとう、楽しかった笑』

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横『えー！見ましたか！？壱馬の頭ポンポン！』

A『しかもすっごい目合わせながら！』

神『完全に北人に見せつけてますねこれw』

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壱馬は名残惜しそうにAの手を離した。
そして、北人が手を差し出し、ありがとうとAがそれを握る。
手を繋ぎながら遠ざかっていく2人の背中を壱馬は静かに見つめていた。

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松『なんか、ビュッフェのときもこんなことありませんでした？w』

横『あったあったw意外とバチバチしてるのかな』

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【北人×A】

北「めっちゃ今日寒いね･･･、」

『うん、手ひえひえだもん笑』

北「俺の手めっちゃあったかいよ？･･･ほら。」

『ほんとだ！なんでそんなあったかいの！笑』

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松『うわ～、北人やり手だな！w』

神『行動がもうオオカミ感ありますねw』

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北「カイロで手あっためてたから笑」

『･･･わたしのせいで北人の手、すごい冷たくなっちゃった笑、ごめん笑』

北「Aのためにあっためてたんだからいいの！」

『ふふっ笑･･･、ありがとう笑』

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横『これ北人あざとくないですか！？』

A『すんごいストレートだな･･･』

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北「もう俺の気持ち知ってると思うけど･･･、はい、これ、つけてあげる。」

『ふふっ、ありがとう笑』

北「･･･、俺以外にも貰ってる、？」

『･･･うん、ありがたいことに笑』

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Aは北人に自分の右手をそっと見せた。
北人は壱馬？と聞き、Aはそっと頷いた。
北人はそんなAを見つめていた。

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北人「じゃ、みんなのとこ戻ろっか！」

『そうだね！ありがと、北人』

北「うん笑、これからもAにガンガン行くからね？笑」

『･･･恥ずかしいから控えめでお願いします、笑』

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【北人→A】

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松『北人はAちゃん一筋っぽいね』

横『北人のAちゃんを見る目が優しいw』

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NEXT･･･

光のあみだで予想外の展開に！？

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