大人になったら (ページ8)

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「お願い…ですか？」

社長「そうだよ。実はね、新しいボーイズグループを作ろうと思っているんだ。その子達をAくんに専属担当してもらおうと思っていて…やってくれるかな？」

「え…専属担当…ですか！！？まだこんな見習いの私がですか！？？？」

願ってもみない話だったが、
２年目の私には大きすぎる仕事じゃないか…？？

慌てふためく私にウケたのか、
社長さんはクスクス笑っている。

いやいや笑い事じゃありませんよ。

社長「Aくんに任せるのはしっかりとした理由があるんだよ。…まあそれは追々話すとして、とにかくメンバーを呼んであるから会ってみてくれ。」

え、話がトントン拍子で進みすぎではありませんか？？？？

「わ…わかりました。」

まだオドオドしている私を放置して
社長さんは時計を確認する。

社長「そろそろくる時間だよ」

社長さんの言葉通りタイミングよく
コンコン、とノックの音が部屋に響く。

社長「よく来たね、入りなさい。」

？？「「「失礼します」」」

入ってきた子達を見て私は思わず

「はえ…？？？」

目をまん丸くして驚く私とは対照的に
社長さんは微笑みを崩さなかった。