大人になったら (ページ6)

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あの日仕事で忙しかったのに、
マネージャーさんにワガママ言ってオッパがかけつけてくれたのは、
サムギョプサルを一緒に食べていた時にかかってきた
マネージャーさんからの電話で知った。

あの時のオッパの慌てた顔は今思い出しても笑える…
私と会えたらすぐ帰ると言って打合せを出てきたらしく、
色々言い訳してたっけ…(笑)

とにかく、
この事務所で働くことが決まってからは忙しかった。

社長さんは私の決断を喜んでくれ、
改めて事務所に歓迎して貰った。

とりあえず中学校を卒業するまでは学校に通いなさい
という両親と社長さんの言いつけを守って
無事に中学を卒業した。

私は練習生、通称SMルキズのマネージャーを勤めながらも
既にデビューしたグループのレッスンにも関わる役職に就くことになった。

とはいえ中学を卒業したばかりだった私は
見習いとして仕事を勉強することから始めた。

デビュー組の仕事場見学や
練習生の練習メニュー考案、
やることはたくさんあって忙しかったけれど
どれも好きなことに関われるものだったから辛いことの方が少なかった。

そしてあっという間に見習いとしての１年が経ち、

2014年春。

私はこれから一緒に「夢」を追うことになる
７人の少年のうちの５人と出会う。