アイツに彼氏なんて居るわけない！【三ツ谷隆】

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三ツ谷side



一睡も出来なかった。
いや嘘だ普通になんなら爆睡した。比喩表現だよ、比喩

乙川の彼氏が千冬？なわけあるか？あったんだよ実際に…
世の中って狭いのな



『三ツ谷〜！！おはよ〜！』

三ツ谷｢乙川、おはよう｣

『三ツ谷さん…数学の課題写させてくれませんか…』

三ツ谷｢まぁ、いつもの事だしな｣

『みつやたかしかたん』




平常心平常心平常心

まぁ、…千冬よりかは俺の方が乙川の事知ってるけどな
3年間同じクラスなんだよこっちは！(ヤケクソ)


『三ツ谷〜そういや今日席替えだって』

三ツ谷｢マジ？｣



俺のノートを写しながら俺にそう言う乙川の手はすでに止まっていた。

素直に嬉しかった。
現在俺と乙川の座席は角と角…1番遠い
これ以上遠くなることはないだろう、そう思い俺は喜んだ。



『てか隣の席なんて1年の7月からなってないよね』

三ツ谷｢あの席替えがなかったら今頃話してもなかったよな｣

『ね〜！』



本当あの時の席替えには感謝しかない。
ありがとう戸辺

戸辺は3年間担任なんだよ。実は。




席替え前


俺
↓
■□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □■ ←乙川



席替え後


□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
■■ □□ □□
↑↑
俺乙川




ヤバくないか？勝ち組じゃないのか？？俺
1番後ろの窓際で隣？？どこの少女漫画だよ。



『やった！三ツ谷隣じゃん！』

三ツ谷｢だな、寝てても起こさないからな｣

『え、起こしてよ！』



正直、最高だ





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