・たおれびと2 ページ5
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どこか、見覚えがあって。この漆黒のローブも、使い古された黒いブーツも。とりあえず敵っぽくはなかったので、圭人の背に乗せカフェへの道を急ぐ。
なんでこんなところにいたのだろう。なんで倒れていたのだろう。疑問はたくさんあって、初めてカフェへの道が短く感じた。
「っ、薮くん!光くん!」
バンッと勢いよくドアを開ける。取れそうな勢いでドアベルが鳴ったが、今は気にしていられない。
2人の名前を叫ぶと、カウンターに並んで座っていた彼らはこちらを向いて怪訝な顔をした。
「どうした……って、圭人?その、背中にいるのは……」
「倒れてた!連れてきたの!どこに寝かせればいい!?」
「……後で詳しく説明しろよ?そこのソファーに下ろして。靴とローブを脱がして、カバンとか付けてたら取って。光、水!伊野尾は…」
「だいじょーぶ、準備はおっけーだよ!」
いのちゃんがヘラヘラとした笑みで、けれど発された声には真剣さが溢れていた。
一通り必要そうなものの準備を終え、何もすることがなくなってしまった。今必要なのは、いのちゃんと苦しそうな荒い呼吸をするその人物の手を握る薮くんのみ。
「……こりゃ、普通のヒールじゃダメそうだ」
苦味を潰したようないのちゃんの声。魔法を発動させていた手を一度離すと、何故か高木を呼んだ。
「補助、よろしく」
「……オッケー、任された」
高木は魔力補助の魔法を発動させていのちゃんに触れ、いのちゃんはもう1度、そのローブの人物に治癒魔法を発動させた。
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綾香(プロフ) - コメント失礼します。パスワードのヒントなどもらえませんでしょうか?もし無理ならすみません。 (2019年4月19日 20時) (レス) id: 7a3ce394e8 (このIDを非表示/違反報告)
未央 - はじめまして!すごく面白くて続きが気になります!更新待ってます!応援してます! (2019年1月26日 16時) (レス) id: 71bdc0414f (このIDを非表示/違反報告)
ゆやけLOVE - お久しぶりです。更新楽しみにしてますo(^o^)o お忙しいと思いますが、作者さんのペースで更新していってくださいm(__)m (2018年2月10日 1時) (レス) id: a62276a76a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 初めまして!この作品すごく面白いです!あと大学合格おめでとうございます。私も今年高校受験なので、目標を決めて頑張りたいと思います。 (2017年11月24日 1時) (レス) id: d4c33c56c1 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼け - 面白いです!!更新頑張ってください!!応援しています!! (2017年8月23日 16時) (レス) id: d6828c72d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁月 空 | 作成日時:2016年5月24日 18時