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・いまにもどり ページ30

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Kota side


「ーーーそれから俺たちは調べたんだ。古代魔法の事、光魔法について、魔物の事、全部。……でも、わかった事なんて殆どなくて、どうしようもなくなった時にカフェの事を思い出したんだ」


「カフェ・ジャンプはクンおじさんの大切な場所……。まずは、クンおじさんが大切にしていたものをやろうって」


カフェ・ジャンプはクンさんが作り上げた大切なもので、俺たちもそこで育った。それを記憶にとどめておくだけじゃダメだと思ったんだ。


カフェを再開してからもうだいぶ経っていて、たった2人で住んでいたあそこが、今は9人にもなっている。お客さんも、オープン当時よりは人は減ったけど常連さんが出来た。


コマだけは結局、宝石を受け取ってもらえなかったしいつもいないから何をしているのかさえわからない。しかしそれでもカフェ・ジャンプは今、活気がある。たとえ閑古鳥が鳴いていようと。


そんな生活を続けたくて、壊したくなくて。光の魔法のことも、俺たちの過去も言えなかった。俺たちはみんなの過去を知っているのに。


光の封印が解けかかっていることを知って、嫌な予感がしていた。もういないクンにしか扱えない闇の魔法は、俺たちには扱えない。封印を強化することも、新しい封印魔法をかけることも。


たぶん、こうなる予兆だったのかもしれない。現に今、光の魔法がバレて何かに狙われている。長い間過去を話している暇なんか本当はないはずなのに。


「ずっと話したかったんだ」


「ひかる……」


「これで、みんなと対等になれたかな?」


「そうだね、少なくとも僕はもともと対等な立場だと思ってたよ。むしろ、心の助けになってくれた2人のことを目下になんてみてないし」


「俺もちぃといっしょ!俺と圭人は少し前までは普通の世界で暮らしてたけど、ギルドに入ってたから光くんの魔法は別として、そう言った人は何度か見たことあるし」


「……ありがとな!みんな!」


光がそう言って笑った。俺も、みんなも吊られて笑って、受け入れてくれた。


ーーー心に刻まれた宝石が、光り輝いた気がした。


ー→

今は、カフェの更新だけをとりあえず頑張ろうとおもいます。
恋愛壊し屋とマテリバはちょっと待っててください。

・とうとつ→←・そして



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綾香(プロフ) - コメント失礼します。パスワードのヒントなどもらえませんでしょうか?もし無理ならすみません。 (2019年4月19日 20時) (レス) id: 7a3ce394e8 (このIDを非表示/違反報告)
未央 - はじめまして!すごく面白くて続きが気になります!更新待ってます!応援してます! (2019年1月26日 16時) (レス) id: 71bdc0414f (このIDを非表示/違反報告)
ゆやけLOVE - お久しぶりです。更新楽しみにしてますo(^o^)o お忙しいと思いますが、作者さんのペースで更新していってくださいm(__)m (2018年2月10日 1時) (レス) id: a62276a76a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 初めまして!この作品すごく面白いです!あと大学合格おめでとうございます。私も今年高校受験なので、目標を決めて頑張りたいと思います。 (2017年11月24日 1時) (レス) id: d4c33c56c1 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼け - 面白いです!!更新頑張ってください!!応援しています!! (2017年8月23日 16時) (レス) id: d6828c72d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁月 空 | 作成日時:2016年5月24日 18時

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