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・おれんじ ページ45





「薮宏太です。ここの店長やってます。伊野尾がお世話になりました」


「おいやぶぅ俺がお世話になったってどういうこと!?」


「伊野尾くん静かにね。俺は高木雄也です。接客担当してます」


「あ、有岡大貴……です」


名字まで言えばバレることはわかっていたけれど隠すわけには行かず、やはり両隣と正面に座る4人ーーーいや、伊野尾さんを除く3人は、眉をひそめた。


「ありおか?もしかして、魔獣を操る魔法の一族の?」


「っ、はい…。そこの、長男でした…」


「そう…。ごめんね、辛いこと思い出させちゃったかな」


「ちょっと待って俺わかんない。ありおかって?」


「いのちゃんは世間知らずだもんね。有岡家って言うのは、魔獣を操る魔法を代々受け継ぐ特殊な家なの。『魔獣関係の仕事は有岡家』って感じ」


「ヘぇ〜大貴くんすごいんだねぇ」


テキトー発言すんな、と伊野尾さんに突っ込む光さん。そのハリセンをどこから出したのかが気になるところだけれども。


「ーーーここはね、ある特定のお客様がやって来る場所なんだよ。特定で、特別で特殊なお客様。そう言う人は君を入れてまだ3人目なんだけれども」


「少ないなおい」


「うるさいよ光。でね、つまりは、ここは君の新しい居場所になれる所なんだ。だから、肩の力を抜いて、ちょっとこれを持って貰ってもいいかな?」


薮さんに渡されたのは、親指くらいのもの。俺たちも、色違いの持っているんだ。と言われ、じっと、それを見る。


ーーーオレンジ色の、宝石を。


ー→

・だいじょうぶ→←・であい



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りんやぶひかLOVE - 凄くおもしろかったです。やぶひか最高ですね。 (2015年11月3日 23時) (レス) id: 791b797a38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁月 空 | 作成日時:2015年11月3日 0時

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