検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:98,518 hit

・おきゃくさん ページ22

ー→
Yabu side


今日、おそらく1週間かそれ以上ぶりのお客さんが来た。


2人とも何故か服がぼろぼろで、細くて色白な方の青年に至ってはジャージに白衣と言うおかしな出立ち。


たぶん、何かあったんだろうなーーーって。


"このお店には、とても特殊なお客さんたちが来るかもね"


そうある人に言われたのを思い出して、聞かずにはいられなかった。


「何か、あったんですか…?そんなに服ぼろぼろで」


「高木……話す?」


「伊野尾くんが話しても大丈夫だと思うなら、俺は何も否定しないよ」


じゃあ……と、彼らはまず自己紹介をした。茶髪で一見チャラそうに見える彼は、高木雄也。色白な彼は伊野尾慧と言うらしい。高木くんは俺と、伊野尾くんは光と同じ年のようだ。


「ーーー俺、特殊体質者なんです。使う魔法は、治癒魔法」


「……治癒魔法って実現したの?」


「彼が、最初の治癒魔法の使い手。俺たちはある研究所の研究員と研究対象者です」


それから語られる彼らの今まで。伊野尾くんの魔力の暴走、過去。ーーーそしてある人物。とても、生半可な気持ちで聞くものじゃなかったと後悔した。


でも、そんな彼らを心から助けるのが、俺たちの仕事のようなもの。


だから、絶対に過去から離してやらなきゃ。


「ちょっと待っててくださいね」


そう言って俺は、あるものを取りに行った。


ー→

・ほうせき→←・ちずのさき



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (89 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
187人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんやぶひかLOVE - 凄くおもしろかったです。やぶひか最高ですね。 (2015年11月3日 23時) (レス) id: 791b797a38 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:暁月 空 | 作成日時:2015年11月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。