・おきゃくさん ページ22
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Yabu side
今日、おそらく1週間かそれ以上ぶりのお客さんが来た。
2人とも何故か服がぼろぼろで、細くて色白な方の青年に至ってはジャージに白衣と言うおかしな出立ち。
たぶん、何かあったんだろうなーーーって。
"このお店には、とても特殊なお客さんたちが来るかもね"
そうある人に言われたのを思い出して、聞かずにはいられなかった。
「何か、あったんですか…?そんなに服ぼろぼろで」
「高木……話す?」
「伊野尾くんが話しても大丈夫だと思うなら、俺は何も否定しないよ」
じゃあ……と、彼らはまず自己紹介をした。茶髪で一見チャラそうに見える彼は、高木雄也。色白な彼は伊野尾慧と言うらしい。高木くんは俺と、伊野尾くんは光と同じ年のようだ。
「ーーー俺、特殊体質者なんです。使う魔法は、治癒魔法」
「……治癒魔法って実現したの?」
「彼が、最初の治癒魔法の使い手。俺たちはある研究所の研究員と研究対象者です」
それから語られる彼らの今まで。伊野尾くんの魔力の暴走、過去。ーーーそしてある人物。とても、生半可な気持ちで聞くものじゃなかったと後悔した。
でも、そんな彼らを心から助けるのが、俺たちの仕事のようなもの。
だから、絶対に過去から離してやらなきゃ。
「ちょっと待っててくださいね」
そう言って俺は、あるものを取りに行った。
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りんやぶひかLOVE - 凄くおもしろかったです。やぶひか最高ですね。 (2015年11月3日 23時) (レス) id: 791b797a38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁月 空 | 作成日時:2015年11月3日 0時