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了承したはいいものの 、 現状私は灰谷蘭の部下である 。 いきなり他のとこに行くと言って簡単に納得するものだろうか
意を決して 蘭さんがいる部屋の扉をノックする 、 返事はなかったがドアに手をかけると鍵が閉まってなかったのでドアを開けてみる
部屋に入ると何故か仁王立ちしてる蘭さんがいた
驚いて後ずさると同じだけ距離を詰められる 、 無言でジリジリと迫ってくるので距離を保つためにこちらも後ずさると トン と壁にぶつかった
「 三途んとこ行くの ？ 」
なんで 知ってるの ？
素直にそう思った
「 不思議そうな顔してるね 、 なんで分かったと思う ？ 」
『 え 、 いや 、 分からないです 』
蘭さんは私の顔を覗き込んでニッコリ笑った
「 Aちゃんが 三途にしてることと一緒だよ 」
意味が分からなかった 、 私が春千夜にしてること ？ なに ？
考えてる間に蘭さんの腕が私に伸びてきてスーツの襟をゴソゴソと触る
「 これ 、 」
そうやって見せてきたのは小型の盗聴器
いつの間にこんなものを ...
『 いつから付けてたんですか 、 気持ち悪い 』
「 あは 、 Aちゃんだけには言われたくないねェ 」
楽しそうに笑う蘭さん
指で盗聴器を弄って遊んでいる
「 三途のこと盗聴してるから 何企んでるんだろって思ってさ 」
「 そしたら ただの三途のストーカーだったってわけ 」
『 だったらなんですか ... 』
「 べっつにー？ 三途のとこ行くのは勝手にしたら良いけど あんまり無防備な姿晒してると誰かに食べられちゃうよ ？ 」
そう言って私の髪にキスをする
ゾワッと不快感で包まれた
「 あはッ 、 すっげー嫌そうな顔するね 」
嫌がられたらもっと虐めたくなるじゃん 、 そう言われて鳥肌が立った
思わず突き飛ばして 入口のドアまで移動する
「 そんな警戒しないでよ 、 Aちゃんのこと応援してるからさ〜 」
そうやってヒラヒラと手を振る
本当に何考えてるか分からない人だ
許可は取れたしもうここにいる必要も無い
失礼しました 、 とだけ声をかけてその場を後にした
.
これが灰谷蘭に抱いた違和感と 、 春千夜のそばにいられるようになったきっかけだ
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i(プロフ) - Raraさん» わああ、ありがとうございます！ぜひ楽しみにしててください！ (2021年9月4日 21時) (
レス) id: 74b3616e33 (このIDを非表示/違反報告)
Rara - このシュチュ最高です…春ちゃん大好きなんで毎回更新楽しみにしてます！これからも更新頑張って下さい！ (2021年9月4日 8時) (レス) id: 11411a2c83 (このIDを非表示/違反報告)
i(プロフ) - 寝蜘蛛さん» 泣かされる春千夜いいですよね、コメントありがとうございます！ (2021年9月2日 9時) (レス) id: 74b3616e33 (このIDを非表示/違反報告)
寝蜘蛛 - めちゃくちゃ好きです。春千夜が泣かされるとか･･･。更新頑張ってください。 (2021年9月2日 0時) (レス) id: d49ff9d566 (このIDを非表示/違反報告)
i(プロフ) - ヒズミちゃんさん» 私と好み一緒で嬉しいです！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: 74b3616e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i | 作成日時：2021年8月31日 14時
