倉庫【BTS】短編 (ページ3)

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TH『まあ Aが遊んでようが何してようが構わないけど、』

トン、とテヒョンの手が私の顔の左右に落とされて馬乗りになられる。床ドンみたいな感じ。今まで色んな人に何度も同じことをされてきたはずなのに、テヒョンにされるとドキドキして顔が熱くなる。

「て、テヒョン？」

TH『やろ？』

そう言って私の服に手を掛けるテヒョン。

「待って待って待って、」

TH『なに？』

「え、するの？」

TH『うん、だめ？』

いや、駄目じゃないけど、駄目じゃないんだけど良いのかな。

TH『だって他の男がAのこと抱いてるのに、俺は駄目なんておかしくない？』

おかしいのかな、ちょっとよく分かんないけど、一瞬でも私のことを抱こうと思ってくれたのならそれはそれで嬉しい。

TH『絶対気持ち良くさせてあげるから』

.

言葉通り私は快楽に溺れた。初めて性行為が気持ち良いと思った、もう何度果てたか分からない。初めての快感に体がついていかない。

TH『こんな体の相性良かったの初めてかも』

TH『まあしようね』

テヒョンの気に召したようで、セ。フレ認定をされてしまった。セ。フレから恋人になれる可能性は極めて低いと聞いたことがある。もう仲睦まじい関係は望めないのか、と落ち込みつつ、同じ女の子と何度も体を重ねないテヒョンが私のことを気に入ってくれたことが嬉しくて、複雑な気持ちになる。

この日から私は男遊びを辞めた。テヒョンに誘われたらすぐに会えるようにするために。

私の体はテヒョンだけのもの、そんな事を思って他の人の誘いも全て断った。貴方に抱かれるほど私は安くないって、我ながらどんなプライドだよって思う。