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25個目 リアルアカウント 8話 ページ35

『かまってちゃんという名のモンスターを鎮めて出口を探せ・・・か』

『・・・無理だな』

『かまってちゃん、なんて見た事ないし、関わった事も・・・過激ファンの中にかまってちゃん居たかな?』


この顔をせいで、配信は見ないけどフォローして、メールめっちゃ送ってくる人とか居たなぁ

まさか、あれがかまってちゃん?

んー、あの時どうしたかなぁ


その時、俺の目の前にかまってちゃん・・いや、キリカちゃんの拳が降りてきた・・・

いや、ガチで目の前だから、鼻先数センチレベルの目の前だから

・・・・・死ぬかと思った



『んー、あっ!そうだ!』


ASMRで黙らせたんだった!


特別に君にだけこれをあげるよ・・・秘密だよ?


上のやつプラス後ちょこちょこって言ったら、もうメールしてこなくなったんだった



よし!行ける!

俺のイケヴォを喰らえ!!


『ねぇ、キリカちゃん!』

「な、なによ!・・・・ですか・・」



「えええええ!!!キリカちゃん?!」

「急に大人しくなったぞ!」

「なんだ!顔か?声か?結局それなのか?!」



『俺さ・・特別にキリカちゃんにだけ言いたい事があるんだ・・』

『みんなには、聞かれたくないんだ・・・キリカちゃんにだけ・・聞いて欲しいから・・』

『だからさ・・・君の耳の近く・・肩の上に俺を置いてくれないかな?』


「いっ、いぃですょ、ぁ、ぃゃ、ゎかりました!」

『ふふ、ありがと』


キリカちゃんの手が俺の目の前に降りてきて
俺を鷲掴みし・・・鷲掴み?

え?雑いなキリカちゃん

全然痛くないけど・・・なんか、怖くね?

俺がなんか言ったら、すぐ握り潰せるんだぜ?俺の事


そんなこんなで、肩に到着

うわっ、たかっ

人がゴミのようだ・・・



「そ、それで・・・私にだけ、伝えたい事って・・・な、なんで、すか?」

『ふふ、それはね』

『キリカちゃん・・・・・・・・・・・・・・』


ん?分かんないって?

言っただろ、キリカちゃんにだけって

お前らにも教えるつもりはねぇよ

もし聞いたら・・お前ら、失神するかもだぜ?


「えっ、えっ、えっ・・・・」


赤面したキリカちゃんがひゅーばたんって効果音がつきそうな倒れ方をした



あっぶね

偶然キリカちゃんのふわふわなリボンの上に倒れたから良かったけど、それ以外だったら今ので死んでね?



「あ!ゴールだ!」

「急げ、急げー!!」


ほぉ、ゴールは壁の後ろだったのか・・

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作者名:ルナ | 作成日時:2021年7月24日 17時

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