遠回りの先に（Jesse×Hokuto） (ページ9)

今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:45,708 hit

9. ページ9

りんご飴、焼きそば、チョコバナナ、ヨーヨー、射的
様々な屋台が並んでいた。

黒「うわぁ……久しぶりに来たけどやっぱ凄いわ」
赤「北斗何食べるー？」
黒「えー…どうしよう」

しばらく2人で悩みながら歩いてその後各自で各々食べたい物を買った。

赤「AHAHAH！買いすぎだよ…笑」
黒「だって……」

あまりにも久しぶりの祭りに思わず興奮してしまい目に入ったもの全てを買ってしまった…

赤「俺持っててあげるからその間に食べちゃいな」
黒「あっ…ありがとう」
赤「どういたしまして～」

大体のものが俺の胃の中に収まった頃、そろそろ花火の時間というのもあり俺とジェシーは前に俺の父さんが教えてくれた穴場スポットへと向かった。

黒「あっ……ここだ」
赤「うわぁ…！！めっちゃいい所じゃん！」

父親が教えてくれた場所は人通りが少ないちょっと高い所にある小さな公園だった。

…確かにここからなら花火も独り占めできるな…

ここを教えてくれた父親に感謝しながら、俺とジェシーは公園に1つだけあった小さなベンチに腰掛けた。

赤「…足大丈夫？」
黒「え？…あー……なんとか…」

本当の事を言うと慣れない下駄だった為、少し靴擦れを起こしてしまっていて痛かったけど言う程の事でもやいと思ってジェシーには黙っていた。

赤「…北斗、足見せて」

けど、ジェシーには全てお見通しだったらしく直ぐに
靴擦れの事がバレてしまった。

赤「ほらぁ…赤くなってんじゃん」
黒「…ごめん」
赤「ちょっと待って、絆創膏貼ってあげる。」