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その言葉の意味を理解するまでに時間がかかってしまった。

…一目惚れって……俺に…??
え、俺、男…だよな?

チラッと樹の方を見ると樹は言っちゃったか…と何故か苦笑いを浮かべている。

黒「…俺、男だよ…?」
赤「うん、知ってる」
黒「………ちゃんとついてるよ?」
赤「それも知ってる」

母さん…大変です。
人生初の告白はまさかの男からでした。

赤「…北斗は男同士は気持ち悪いと思う?」
黒「え、…いや……別にそれは……」

元々俺は性別とか関係なしに愛し合っていればそれでいいじゃないか精神の持ち主だからそういうデリケートな問題は特に偏見を持ったことは無かった。

赤「!!じゃあ俺にもチャンスがあるってこと!?」
黒「チャンス……?」
赤「絶対に北斗の事惚れさせてみせる!」
黒「へ?」
赤「だから恋人候補って事でこれから毎日楽しみにしてといて!」

この日から俺とジェシーの関係は大きく変化した。
たった1日の出来事だった。

青「ジェシーは本気だよ…笑」
黒「マジか…」
青「まあ俺はジェシーの親友としてあいつの恋を応援してるからあいつの味方だからな」
黒「そんな……」
青「はは!冗談だよ…笑
北斗も今日から友達なんだからなんでも相談しろよ」
黒「…ありがとう…?」

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作者名:美奈 | 作成日時:2021年5月21日 0時

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