遠回りの先に（Jesse×Hokuto） (ページ3)

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赤「だーかーら！友達になろ！！」
黒「いや……なんで…」
赤「この間ぶつかった時にビビッと来たんだよね！
俺ら絶対友達になるべきだ！って…笑」

いきなり来て話しかけてきたと思ったら意味のわからない事を言うジェシーに俺は頭がパニック状態だった

青「あっ！ジェシーいた！」
赤「ねぇ樹聞いてよ！やっと見つけたんだ！」
青「え、お前が言ってたやつってこいつの事？」

と俺の顔をまじまじと見てくるこのチャラチャラした男は田中樹…。

こいつも知ってるぞ…
ジェシーと常に一緒にいる陽キャ組の1人で前まで髪の毛がピンクだったやつだ。

確か…1個上の京本先輩と付き合ってるとかないとか

青「ふーん……お前名前は？」
黒「あ、えっと……松村、北斗です」
青「北斗な！俺、田中樹！よろしくー」
黒「よ、よろしく…？」

…なんか思ってたより優しい…かも？

赤「北斗って言うのか！俺、ジェシー！
好きなように呼んで！」
黒「…ジェシー…？」

俺がそう呼ぶとジェシーは目をキラキラさせながら
よろしくね！北斗！と言ってきた。

赤「よし！自己紹介も終わったし俺らもう友達ね！」
黒「…え」
赤「ってことで早速昼ご飯一緒に食べよ！」
黒「ちょっ！！」

ジェシーは俺が呆然としているのに気づかないで俺の手を取って走り出した。

この当時の俺はこれが陽キャの力なのか…とかなり
ドン引きしながらもジェシーの後を着いていった。