遠回りの先に（Jesse×Hokuto） (ページ19)

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そんな日々が続いていたある日、その日は大好きな作家さんの新作の本が出るということで1人で本屋さんに向かっていた時のことだった。

女「ジェシー、次のお店行きましょ？」
赤「……うん」

ジェシーと知らない女の人が仲良さそうに歩いている姿をたまたま見てしまったんだ…

見た感じその女性はいかにも清楚で少し大人らしい感じの雰囲気を纏っていた。

…あの人といるために最近はあんな感じだった…？
普通、腕なんか組むか…？
………………………………………浮気……？

確かにジェシーの隣にいる女性はジェシーと釣り合っていてとてもお似合いだった。

きっと…ジェシーが俺の事を好きになったりしなかったらああいう人と付き合うんだろうな。

それに比べたら俺は男だし割と体格もしっかりしているし甘えたりする事もしない。

やっぱり、、飽きられた？
女の人の方が良かった？

俺はいてもたっても居られず、その場から走って逃げた。

ようやく離れた場所に辿り着いたと思い、走るのを辞めて近くにあった公園のベンチに座る。

黒「……あれ…？
……なんで、、俺、泣いてんだ……笑
っ……止まれよ、、お願いだから…」

どんなに拭っても止まらない涙。
ショックだったんだ…
ジェシーは俺の事が好きだと勝手に自惚れた。

？「……北斗…？こんな所で何を、って……
どうした？なんでそんなに泣いてんだよ…」

突然前から聞いた事がある声がして、顔を上げると
そこには驚いた顔をした京本先輩が立っていた。