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1． ページ1
”北斗！！”
”…一目惚れした…”
”北斗…愛してるよ”
”っ…北斗！！！危ない！！”
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黒「っ！！！はぁはぁはぁはぁ」
まただ…またこの夢を見てしまった…
もう9年前の出来事だと言うのに俺は何度も何度も
同じ事を繰り返す。
結局、俺の時間だけが9年前で止まってしまっている
…いつまで経っても俺は成長出来ないままなんだ。
黒「……起きるか」
まだいつも起きる時間よりかなり早い時間帯だが、
このまま2度寝出来る感じでもないので起きて仕事に行く準備をする。
あの出来事があってから彼の事を忘れようとする為に
必死に勉強してたおかげでそこそこいい大学に入り、
そのまま大手企業に就職した俺は他の同世代の人達よりかはかなりいい生活を送っている。
皆からはそんな生活羨ましいだの人生楽で良いなと
よく言われるけど俺はそんな事はどうでもよかった。
俺は、この世に存在しては行けない人間だから…
1人の人の人生をめちゃくちゃにしてしまったから…
”…もう二度とこの子の前に現れないでくれ”
”貴方がいなければこの子は…！”
俺は一生この重い罪を背負って生きていくんだ。
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作者名：美奈 | 作成日時：2021年5月21日 0時
