羽根が36枚。 ページ36
ｶﾞﾁｬﾝ
はぁ
はぁ
「ごめんね、走らせてしまって……」
サバイバー館に着いてすぐにノートンさんの部屋まで走った。
私の部屋はあれからトレイシーさんによって改造され監視カメラが着けられ、私以外の全員が鍵を持っているようだ。
なんでそんなことする必要があるの？
私、ただみんなの話を聞いていただけじゃ……
「Aちゃん、聞いてる？？」
ふと、ノートンさんに手を握られた。
怖い、
男の人が怖い。
『あ……っ、い……や……その……』
私の小刻みに震えていた手で察したのか手を離し頭を撫でてくれるノートンさん。
ほ、包容力が凄い！！！
「あぁ……ごめんね、最初から話すよ。
僕の彼女になって欲しいんだ。」
『はい、……？？え、彼女……？？？』
「彼女になってしまえば、君は僕が守ることが出来る。男たちに手を出されなくなる。他の女性たちからも、勘違いされず反感を受けず、そのまま生活できる。」
あまりにもぶっ飛んでいる話の内容すぎて、頭に何も追いついてこなかった。
『え、でも……私が彼女っていうのは……』
ノートンさんも、人間だ。
恋焦がれている御相手くらいいるだろう。
それなのに私という少ししか話したことがない小娘に構っている暇なんて無いはず。
「僕が、君の事を一目見たときから恋に落ちていたと言ったら？？？」
私の頭の中を見透かしているかのように、
じっと、瞳を見つめてくる。
断れない。
断る理由が見つからない。
私の心の中にも確かにノートンさんの存在はいる。
ただし、それは……友達として、だと私は思う。
でも、この話をのめば。
地獄から解放されるかもしれない。
ノートンさんを、利用すれば。
『よ、よろしくお願いします』
美智子さん、
マリー様、
ハンターのみなさん。
私、AAはハンター館に
戻れそうにありません。
私の返事を聞いてすぐに彼の厚い胸板に引かれる、
「何度夢見たかな……君を僕のものにする夢……
やっと、叶った。これからは、ずっっと、
ずっっっっと……一緒にいられるね」
少しずつ力が強まるノートンさんの腕の中は、
なにかどす黒い何かと愛情を感じれた。
ような気がする。
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月奈巍兎 - びーにーるー瓶さん» めちゃくちゃ感動した、、、死ぬとハンターに来るっていう展開が好きです！！病み系かこうかなーーｱ,ｱﾊﾊﾊ これからも投稿頑張ってください！！！ (2023年1月17日 17時) (
レス) @page46 id: 21a9dbef2f (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐(プロフ) - 全私が泣いた、 (2020年2月3日 0時) (レス) id: 4dd9818095 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 最推しの解釈が一致しすぎて天を仰ぎました。さすマリー私の天使。以上です (2020年1月27日 23時) (レス) id: 7e642423a0 (このIDを非表示/違反報告)
びーにーるー瓶(プロフ) - ありがとうございます！！凄く嬉しい……！ (2020年1月2日 11時) (レス) id: 2aff4a3461 (このIDを非表示/違反報告)
こんにゃく、 - いやぁ〜！！めっちゃいい話！！感動しちゃったわ (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2789eeae11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びーにーる瓶 | 作成日時：2019年9月3日 21時
