羽根が32枚。 ページ32
新しいハンターさんがきた。
『き、綺麗……』
女王様だったらしく優雅な佇まいにおもわず息を飲む。
きっと他の美しい色だったドレスが処刑の際に真っ赤に染ったのだろう……なんて、素敵なことだ。
「そう？ありがとう。貴方は？」
名前を言わずに話し掛けてしまったのでこちらを把握していないようだ。
自己紹介を終えると、過去の話やゲームとは？という話を沢山した。
「Aさんは、私に似てるわ」
ふと、マリー様(女王相手に失礼ですから)が
紅茶を入ったカップを置いて呟いた。
『いやいや似てなんか「その目、その……心が……似てるんですわ。」』
頭の悪い私にはこの言葉の意味がわからなかった。
『……？ありがとうございます??』
「あら、時間が来てしまいました。今から、初戦に行ってきますので……また……お話しましょう」
そう言って、行ってしまったマリー様の後ろ姿は何故だか孤独に見えた。
✄------------ｷﾘﾄﾘ-----------✄
マリーside
この、AAという少女。
ジパング‥いや、日本という国は海の向こうだから行ったことはなく新鮮な話ばかりしてくれた。
でも、この荘園とやらでの生活について聞いてみると王宮にいた頃を何故か思い出したの
そうして、わかったのよ。
ああ、この子も‥”ひとりぼっち”な
ｺﾏ
弱い弱い‥ただのポーンなんだって。
私は確かに女王だった。
でもそれは、ただの地位であって実際は
戦略の駒だった。
ただ、貧しい人もお菓子を食べれば
空腹を免れると思っていただけだったのだけれど‥
理不尽な世界よね、Aさん。
私は貴方に共感を持っているの
お友達になりましょう？
そして、酷い仕打ちをしたその人たちを
私が
成敗してあげるの。
なんて素敵な血祭りができるのかしら？
ふふ、さて。
ﾁﾏﾂﾘ
ゲームの始まりよ？
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月奈巍兎 - びーにーるー瓶さん» めちゃくちゃ感動した、、、死ぬとハンターに来るっていう展開が好きです！！病み系かこうかなーーｱ,ｱﾊﾊﾊ これからも投稿頑張ってください！！！ (2023年1月17日 17時) (
レス) @page46 id: 21a9dbef2f (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐(プロフ) - 全私が泣いた、 (2020年2月3日 0時) (レス) id: 4dd9818095 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 最推しの解釈が一致しすぎて天を仰ぎました。さすマリー私の天使。以上です (2020年1月27日 23時) (レス) id: 7e642423a0 (このIDを非表示/違反報告)
びーにーるー瓶(プロフ) - ありがとうございます！！凄く嬉しい……！ (2020年1月2日 11時) (レス) id: 2aff4a3461 (このIDを非表示/違反報告)
こんにゃく、 - いやぁ〜！！めっちゃいい話！！感動しちゃったわ (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2789eeae11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びーにーる瓶 | 作成日時：2019年9月3日 21時
