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「え、え?待って嘘、ごめん、ごめんハニ!!!!ごめんなさい!!!!すみません!!!!!!」


おれの体をガッと押し退け、自分の服の袖で耳を拭いてくるハルヒョン。

え、今おれ…耳噛まれた……?


リノヒョンは笑ってるしスンミナは唖然。
フィリックスはニヤニヤしながらイエニの目を塞いでいて、塞がれているイエニは何が起きたかわかっていないのかワーワーと騒いでいる。


IN「ヤー!何!?離してよリクスヒョン!!」

FL「イエニにはまだ早いよㅋㅋㅋㅋ」

IN「僕もう成人してるから!早いとかないから!!」

LK「あっはっは!ハーおもしろ」

SM「………😮」

IN「…スンミニヒョンいる?」

LK「いるいる、顎外れそうだけどㅋㅋ」


もういいかと開放されたイエニは、ソファの上でおれに土下座しているハルヒョンと、硬直しているおれを見て不思議そうな顔をした。

おれもおれでようやく状況を完全理解し正直ニヤけが止まらない。


「あぁ……ごめんよジソンア……終わった………」

IN「…ハルヒョンは何をそんなに絶望してるの?ハニヒョンはニヤけてるし……」

LK「よかったじゃんハナㅋㅋㅋ」

FL「ずっと言ってたからねㅋㅋㅋ」


いつもなら噛みたくなっても自制心が働いて噛むことはないのに、眠すぎたか寝ぼけてそのまま噛んじゃったのかな……?

普段のあれは噛むフリじゃなくて本当に噛みそうだったんだ……


FL「ハルヒョン、眠気完全に覚めたみたいだねㅋㅋ」

「自分でもびっくりした……」

SM「これは永遠に語り継がれるよ…ㅎㅎ」


どうやら自我を取り戻したらしいスンミニ。お前がノリノリで広めるんだろうな。おれはいいけど!!唯一ハルヒョンに噛まれた男の称号を守り抜く!!


「ほんとごめん………」

HN「ヤー、そんな謝らなくても!」

「ウッ、優しいハンジソン……」

HN「そうじゃなくて!ヒョンの人への噛み癖はおれで言うところのぽっぽみたいなもんでしょ?」


次は僕がいいなハルヒョン、ぼくはいいや、俺でもいいよハルヤ〜、噛もうとして噛むもんじゃないから!と止まらない耳噛み弄り。


今の感情は素直に嬉しい。次の被害者が出るまで各方面にマウント取ろうと考えてふとイエニを見ると、どうやら何かに気づいたような表情。


IN「……ついに人噛んだの!?」

「あぁイエニ……お前だけは何も知らなくていい………」


…そんな黒歴史みたいな言い方しなくても。
よし、テレビもCMに入ったし、帰ったらスンミニにバラされる前に自分から自慢しにいこうかな!


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作者名: | 作成日時:2023年4月23日 19時

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