噛み癖 ページ28
⚠︎噛まれます
・
HN side
「俺マンゴーのやつ〜〜♪」
CB「ヤー!俺それ狙ってたのに!」
「俺残ってるのこれしか飲めないから譲って。スタッフさんありがとうございますー!」
CB「いい加減コーヒー飲めるようになれよ……」
会場のスタッフさんが差し入れにスタバを用意してくれたみたいで、それぞれ好きなのを選んでみんなで飲んでいた。
ハルヒョンは噛み癖があって今日も今日とてストローを噛み潰している。
LK「あ〜〜またストロー……」
「…癖で」
LK「不味いってわかってるのに治らないの?」
「癖で……」
SDGsとやらで世の中の多くのストローがプラスチックから紙ストローになり、韓国……だけでなく割と世界中から不満の声が上がっているらしい。
ハルヒョンもそれの例外ではなく、噛んだら不味い(噛まなくても不味いのに…)とわかっているのに癖で噛んでしまうのだ。可哀想なヒョン……
HN「まだ半分残ってるのにボロボロじゃんㅋㅋ」
「良くないよね…直飲みにしようかな」
HN「リップ落ちちゃうよ」
「あーそうだね…世界が俺に優しくない!」
・
ヒョンの噛み癖はストローだけじゃなくて、自分の爪や指、唇、今でこそそれだけで済んでるけど昔は自分の手や腕も噛むことがあった…ような気がする。
さすがにそれは自傷にもなってくるからみんなで頑張って辞めさせた。
更には人の耳や首に噛み付こうとすることもある。でもまだ他人を噛んだことはないらしい。
初めて噛まれそうになったときはそりゃびっくりしたけど、今では逆に噛まれたいまである……いや恥ずかしいな、何言ってるの?でも事実。
ヒョンはぽっぽが苦手なのに、噛むことがヒョンなりの愛情表現の1つなのだと思うとなんだかニコニコしちゃうよね。
噛まれそうになる度「おれには噛んでいいよ!」とは言ってるけど「噛みちぎるよ」と言われて離れられる。うーん、まあ意識的に噛むもんではないんだろうな。
・
520人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鶯 | 作成日時:2023年4月23日 19時