ラスボス系女子は人質に向いてない：4【3年A組】

第172話 先生の真実 ページ38

動画に写っている女の子は澪奈じゃない。





それだけじゃない。


この動画…。







貴「真壁、花恋。これ向かいのクリーニング屋さんの所だよね？」



部活終わり、よく皆で通った場所。

やめた後も何度か通ってたから覚えてる。






熊「本当だ…」

真「こんな場所に防犯カメラなんてあったっけ…」





逢沢の提案でクリーニング屋さんに電話をかける。

すると、案の定防犯カメラなんて無かった。





写っている女の子は澪奈じゃないどころか、そもそも防犯カメラ自体存在しなかった。









西「これは先生のフェイク動画…」






この動画自体がフェイク動画だった。


なんのために…？





熊「武智への復讐…」






スっと思い浮かんできたのは武智への復讐。



ぶっきーは澪奈がフェイク動画のせいで自 殺したと知っていた。

そのフェイク動画を依頼した犯人が武智だということも。


昨日、瀬尾が言った通り、先生には武智が犯人だと言える証拠がなかった。





だから炙り出すためにフェイク動画を作った。






予想だとしても1度そう思ってしまえば信頼感は徐々に消えていく。

皆はぶっきーへの不信感を表情に表していた。





西「これが復讐なら…武智はどうなる？

やってもない殺人の罪着せられることになるんだぞ!立件されなくてもネットでは殺人犯のレッテルを貼られ続ける。


…それを止める為にも、公表すべきだ」

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