ラスボス系女子は人質に向いてない：4【3年A組】

第139話 本質と嘘 ページ3

助けて欲しかった

でも助けを求めたってどうせ変わらない



相談したかった

でも相談したってどうせ何も起きない






だから私一人でやるしか無かったんだよ









甲斐の時とは状況が違う


いえばどうにかなる問題じゃない
いえば助けてくれる問題じゃない









貴「別に助けて欲しいなんて思ってないし、私一人でどうにか出来る問題なの!!

あんた達に言ったってどうせ何も変わんない、変えようとしない!!
なのに「言ってくれれば良かったのに…」って。



気持ち悪いんだよ!!!


偽善者ばっかり…。

綺麗事ばっかり言って何もしてくれないくせに!!最終的にはまるで他人事みたいに笑って見放すくせに!!!


どいつもこいつも偽善者ばっかで、皆馬鹿だしクズだし、楽しかったことも…救われたことも1回もない!!!







偽の良心なんていらない…。




助けなんて誰も求めてないし、必要としてない!!!」







ぼろぼろ溢れる涙と共に零れ落ちた言葉。


それが本心か嘘かなんて、もうわかんないよ。





でも言葉を吐くために痛む心が、きっと答えなんだろう。






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水「私は救われたよ」

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