ラスボス系女子は人質に向いてない【3年A組】

第22話 1日目の夜 ページ23

柊「それがお前の答えか？」



茅野ちゃんの涙が少し落ち着いたところでぶっきーはそう聞いた。





柊「お前のせいで景山澪奈は死んだ。そうだな？」

茅「はい。」






その返事は真っ直ぐで、今更否定なんて出来なかった。









けど、ぶっきーは否定した。









柊「残念ながら、今のは不正解だ。」







…不正解。


その言葉が頭の中をゆらゆら回る。



別に茅野ちゃんのせいで死んだと言いたい訳では無い。

けれど、それが不正解なら誰かが死ぬことになるのだ。





柊「確かに景山はクラスメイトから無視されていた。そして親友だと思ってたお前にも避けられて深く傷ついた。
でも、それが亡くなった理由じゃない」

茅「違う!!私のせいなんです!!本当に…」

柊「お前のせいじゃない!!」



里「なんでそんなん分かんだよ」

柊「景山本人に聞いたからだ。」





…そう言えば、澪奈が自 殺する少し前から澪奈は美術室に入り浸っていた。

美術部員でもないのにおかしいなぁ…と思っていたのだが、まさかぶっきーと話していたとは。






甲「なら景山は誰に何されて自 殺したって言うんだよ!!!」

柊「それはお前達で探せ」

甲「んだと？」

柊「何故クラスメイトが死ななければならなかったのか、卒業までの10日間で一緒に考えるんだ!!!」

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