この世界の片隅で (ページ12)

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5話③ ページ12

アズールsied

急につれてこられて、いきなり前世の一年生達にあって、こちらはてんやわんやなんですが？

監督生
「お兄ちゃんだれ？ユウは、ユウって言うんだ！」

フロイド
「そっか～、ユウって言うんだ。じゃぁ小エビちゃんね。」

ジェイド
「おやおや、よろしいんですかフロイド。」

フロイド
「いいの～。小エビちゃんは小エビちゃんだから。いいよね、アズール」

アズール
『……えぇ、フロイドがいいなら良いですよ。』

そんなにｷﾗｷﾗとした目で僕を見ないでください。

なんであなた方はそんな目を仕手要らせれるんですか？

グリム
「……おい！俺様を忘れるんじゃないんだゾ！」

アズール
『グリムさん、貴方は覚えていらっしゃるんですか？』

グリム
「…俺様だって子分達のことは覚えてるんだゾ。自分がなにしたかもちゃんと覚えてるんだゾ……」

アズール
『そうですか。』

グリム
「今度は俺様がコイツらを守るんだぞ。」

……あのときのことはグリムさんは覚えているようですね。

この子達がここでこんなにも純粋で綺麗な目をしていられるのは、

グリムさんが僕たちに出会う前から守り続けていたから。

グリムさんは覚悟が決まってる。

海の中のように、ここは弱肉強食の世界。

弱いものを守らないと、大切なものは掌からこぼれ落ちる。

…………………

…………

……

僕は、海の慈悲の魔女。

確かに契約はかならず対価が必要になる。

でも今回は前の契約の延長線にしましょう。

あのときの契約内容を僕はまだ守りきれていませからね。

もう二度と前回の光景を見ないようにするために。