118匹目 ページ25
職場体験が終わり、いつもの日常が戻ってきた
ステインは捕らえられ、飯田たちの怪我も回復している
私はと言うと
｢まだ、なんですか｣
相澤｢ざんねんながらまだだ｣
未だに個性禁止令の解除がされておらず
オールマイトの授業、ヒーロー基礎学も見学
今は別の教室で相澤先生と机を挟んで向かい合い座っている
｢何ですか｣
相澤｢聞きたいことがある｣
｢…｣
相澤先生は真剣な目で、いつもと違う雰囲気で
私を見た
相澤｢1つ目、俺の個性 抹消がお前に効かなかった｣
相澤｢理由がわかるか｣
｢…さぁ｣
｢体育祭のときでしょ｣
｢暴走時は使えないとかじゃないですか｣
相澤｢…なるほどな｣
相澤｢2つ目、過去についてだ｣
｢過去？｣
相澤｢アメリカにいたということは知っている、オールマイトからも聞いている｣
相澤｢ただ、出生地、所属した小中学校の情報が一切ない｣
相澤｢生まれてからの情報が一切見つからなかった｣
｢…へー｣
相澤｢雄英に入ったのはオールマイトのツテか｣
｢…オールマイトじゃない、もっと上の立場の人間の推薦｣
相澤｢上の…？｣
｢生まれてからの情報は一切ないよ、とある方法で全部消えてるから｣
相澤｢…｣
｢後は？｣
私は相澤先生を睨みつける
これ以上何も聞くなと言う意味を込めて
相澤｢…最後だ｣
相澤｢"お前は一体誰だ？"｣
｢…！｣
相澤｢塚内警部に協力していただき、緑谷の母親からの了承も得、緑谷家について少し調べた、が｣
相澤｢緑谷出久に双子の姉は"いなかった"｣
｢…｣
相澤｢緑谷Aなんて人間は存在しなかったんだよ｣
相澤｢もう一度聞く、お前は一体｣
それを相澤先生が言い切る前に、個性を使い
ライオンの腕で相澤先生の口を塞ぎ壁に押し付けた
相澤｢っ！｣
｢あんたほんと…邪魔しないでよ｣
ため息を吐いて、相澤先生を見る
｢そうだよ、緑谷出久と血なんか繋がってない｣
｢緑谷Aなんて人間は存在しない｣
｢これで知りたいこと知れたでしょ｣
｢これ以上は何も教えない｣
｢調べたきゃ調べればいい｣
｢でも、判断を誤れば｣
｢ﾀﾋぬから｣
相澤先生を押さえつけていた腕を離す
呼吸が止まっていたのか、咳き込みながら相澤先生は呼吸を整え、私を下から睨みつける
怒り、恐怖、驚きが混じったような顔で
｢…人の事情も知らないで勝手に踏み荒らして知りたいこと知って｣
｢満足かよ、これで｣
｢なぁ、ヒーロー｣
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あおい(プロフ) - ニャノこさん» お返事遅くなってしまってすみません！！勿体ないお言葉をありがとうございます！！更新頻度上げられるようにもっと頑張ります！！ (2022年4月24日 1時) (
レス) id: 0b69c4b42f (このIDを非表示/違反報告)
ニャノこ - とても面白いです！続きが気になります。更新頑張ってください！ (2022年3月28日 8時) (レス) @page10 id: 7b98f51063 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - ねこまろんさん» コメントありがとうございます！！更新遅いですけど是非待っていただけたら嬉しいです…！！ (2021年10月14日 18時) (レス) id: 0b69c4b42f (このIDを非表示/違反報告)
ねこまろん - 続き楽しみです、、！ (2021年9月15日 1時) (レス) id: 4f44cc63d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2021年8月9日 22時
