9 ページ9
.
大貴「これからも大貴くんって呼んでね！」
「あ、うん！」
好きな人の名前を言うなんてこんなに恥ずかしいんだな。
涼介は普通に呼べるのに。
やっぱり好きな人って特別なんだ…。
涼介「おふたりさんはいつまで俺を放置するの？俺の前でAを口説くなよ？これ2回目だぞ？」
大貴「山田は誰目線なの？」
涼介「え？…んと、親？」
大貴「ぶはっ！！ははは！！」
涼介「んだよ！」
あ、涼介顔あかーい。
せっかくのイケメンが台無しだ。
なんて私が言えることじゃないんだけど。
大貴「親とか！！お前かわいいなぁー！」
涼介「馬鹿にすんなよ！」
そう言い合ってる2人はほんとに仲がいいと言ってるみたいだった。
涼介も弄られるのが満更でもないようで、
意外とMだったりして…？
大貴「あ！！！！！」
「おっ。」
いきなりの大貴くんの大声にびっくりした。
涼介もうるせーって耳を塞いでる。
大貴「Aちゃん！連絡先交換しよ！」
「あ、それなら…」
涼介に連絡先送ってもらって、そう言おうとしたけど、その言葉はかき消された。
大貴「直接、Aちゃんから直接聞きたい。」
「っ？！…わ、わかった」
QRコードを出して大貴くんに差し出す。
大貴「おっけい、また連絡するね！」
「うん！」
そう言うと大貴くんは、じゃーね！と言いながら去っていった。
涼介「急に現れて急に去るってまさにこのことだな。」
「そうだね…笑」
大貴くんがいなくなったあとの空間はやけにシーンとしてた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんごあめ。 | 作成日時：2019年2月13日 18時
