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時は過ぎて大貴くんとのデートの日になった。
大貴くんの病院に向かう。
今日は久しぶりのデートだから、オシャレも
してきた。
「大貴くんどんな反応するかな…」
病院に近づくにつれて笑みが零れてくる。
早く会いたいな…っていう気持ちが歩く速さを加速させた。
「だーいきくん!!」
大貴「わ!びびった…!ノックぐらいしろよ」
「あ、ごめん、早く会いたくて…つい。」
大貴「そんな可愛い言い訳しちゃって…。
怒るにも怒れないでしょー?」
そういった私のおでこを人差し指でツンってしてきた。
「ふふ…」
大貴「…可愛いじゃん。」
「…え?」
大貴「だから、可愛い…って。」
「…ふふ、ありがとう!!」
大貴「よし、じゃあ行こっか」
「うん!」
病院から出ると、自然に繋ぐ手。
付き合ってるんだな…って無性に嬉しくなる。
大貴「ふは、なにー?
手に力込めちゃって。」
「あー、いや、嬉しくて。」
大貴「やっべぇ…」
「へ?なにが?」
大貴「ん、なんでもねえ。行くぞー」
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作者名:りんごあめ。 | 作成日時:2019年2月13日 18時