お茶漬けは嫌いだ/3 ページ5
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正直この仕事辞めたい。
一番の理由はまぁ違うことだが、此奴___太宰治も、その理由の一つである。
マフィアの仕事をしていると、こういう太宰みたいな奴とか一応は私の上司、中也みたいな奴と関わることとなる。中也はまだいいのだ、問題は此奴、太宰治。
何故マフィアに入ってしまったのだろうと、三時間おき程には感じているが、其れはまあ仕方がない。拾われたのだから。
然し全く仕事をしない私を首領が解雇する気配もないし、解雇されていくのは私の部下ばかりだ。何故かと問われればまあ___其れは首領に少女趣味があることに関係するのだが。
そして仕事を辞めたい理由がもう一つ増えてしまった。
「 あの、A?さんも如何ですか? 」
「 おい小僧、俺の金だぞ 」
こういう仕事をしていると、面倒くさいお茶会(お茶漬け会)に誘われる!
まあこんな状況、百万年に一度くらいの周期でしか起こらないのだろうが。うん、多分。
「 遠慮しておきます! 」
「 へ? 」
きっと密会を持っていたなんて知られたら、グサリ、刺されてしまうだろう。こう見えても19歳、大人なのだからそんな事は分かる。
「 私お茶漬けは嫌いなので 」
「 そうなのか、済まないことをしたな 」
「 いやあ別に、国木田さんが謝ることじゃないですよ 」
寧ろこの人は何に謝っているのだろうか。よくわからないけど面白いから見守っておこう。
「 然し、帰り道が分からないのだろう?何処… 」
「 ああ国木田くん、心配ないよ!Aは私が送っていこう 」
そう、国木田さんに送ってもらっては困るのだ。私がマフィアの人間だとバレたら、やっぱり報告書の海で溺死、挙句に仕事は辞められない。正に負のスパイラル。つまり…
___認めたくはないが、此奴が適任である。
「 嗚呼太宰、送ってくれなくても大丈夫だから地図書いてよ 」
「 ん、其れでいいのかい? 」
「 うん、紙とペンあるし 」
ほら、と差し出せば太宰は何か考えたかのような顔をして其れを受け取った。ヒヤリとしたが如何やら真面目に地図を書いてくれているようである。
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ねむい(プロフ) - イチゴプリンさん» いつもありがとうございます、本当に励みになります、、!これからも何卒宜しくお願い申し上げます! (2018年4月2日 12時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン(プロフ) - ねむいさんの作る作品はとっても面白くて大好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年4月1日 13時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむい | 作者ホームページ:
作成日時:2018年3月27日 16時