すのさん短編集!

Ignition iwfk ページ9

このお話は全てふっかさんsideです。





今俺が照と一緒にいること。


それはただの巡り合わせなのに俺は簡単に運命だって思うようになって。


運命なんて信じなかったくせに今までリアルな痛みだけを信じてきたくせに単純な俺は照と出会ってから心に火がついたようで。


ねぇ照、見つめてる俺の瞳を見つめ返して

ねぇ照、これからも2人手を繋いで歩いていこう


照が恋しくて、恋しくて、俺が俺じゃなくなるくらいに溶けてしまいそう。


このままずっと2人寄り添っていたい。


もしもこの世に永遠や奇跡があるとしたらきっとそれは照と一緒にいられるこんな今日の事を言うんだろう。


照の好きな人でいたいから照に愛されていたいからかっこつけてるなんてかっこ悪いかな…




“俺、笑ってるふっかがすきだよ”




頑張って照が好きな俺になろうとしてる。


今までは誰かの好きな自分になろうなんて思わなかった

誰かの為に生きるなんて考えもしなかった

自分が生きてることさえも馬鹿らしくて、生きてる意味さえ分からなくなったこともあった。


けど、そんな時に照に出会って、大切な誰かの為に生きるって大切な事なんだって照は俺に教えてくれた。


照は俺に色々な事を教えてくれて

俺の事を大切にしてくれて


照「俺、ふっかの為だったらいつまでも生きてられる気がする」
「ふっか、か弱いから俺が守ってやんねーと心配で死ねない(笑)」


「ふはっ、何言ってんだよ！誰がか弱いって？？(笑)」


照「やっと笑った」
「やっぱり、ふっかは笑ってた方が可愛い」


いつでも俺の変化に気付いて助けてくれた。



なのに、


「なんでケーキ買ってきてくれなかったんだよ！頼んどいただろ！俺楽しみにしてたのに！」

「もう照なんて嫌いだ！今日は大事な日なのに！大切な記念日なのに！約束破りの嘘つき！」


照「そんなこと言うんだったらお前が自分で買ってこればよかっただろ！！」



ﾊﾞﾀｯ、ｶﾞﾁｬｯ、ｶﾞﾁｬﾝ。




「えっ、ひかる…？」



俺、なんであんな事言っちゃったんだろ。

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