すのさん短編集!

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まだ慣れない東京の駅のホーム


頬に触れた電車が運んでくる風がどこか懐かしい匂いがして思い出す。


引っ越してきてすぐの頃撮ったラウールの写真。
ラウールはどの写真も笑っていて。


あの時伝えた言葉ラウールは覚えてる？



夕日の中に溶ける俺らのシルエット。


俺より長いラウールの影。


時が流れても変わらないものを教えてくれたんだ。


ラウールの大好きな歌が街に響いていて2人でずっと口ずさんでた。



あの頃と同じ空の下、いつも微笑んで歩いてた。


ラウールと見る新しい景色を見つけに行きたくて


「ちょっとだけでいいからさ、いつもより遠回りせん？？」


なんて声をかけて


ラ「おぉ！康二くんからのお誘い…！もちろんいいよ！なんかいい写真撮れるといいねぇ」




ラウールがいいって言うのなんて分かってたのに聞いちゃう俺はやっぱり馬鹿だけど、笑顔で返事をしてくれるラウールを見てたらそんなのどうでも良くなって手を取ってまた歩き始めた。




街の灯りが照らす俺らのシルエット。

長く伸びるふたつの影。

2人で手を繋いでアイスを食べながら遠回りして帰る。

何気ない事が幸せだと俺はふと気付いたんだ。


もし、ラウールが辛くて泣いてしまう時は俺がラウールの為に笑うから、今は声にせず繋いだ手を強く握って離さないようにした。




「ラウール、俺ラウールを幸せにするから約束するから、これからもずっとさ…」


ラ「うん…？」


“俺のそばにおってください”




fin．


曲 ジャニーズWEST / シルエット



更新遅くなってすみません！
どの曲にするか悩んで全然書けませんでした(T ^ T)
時間がある時に更新するので気長に待っていただけると嬉しいです(^-^)

愛よ、僕を導いてゆけ fk→sk→←シルエット kjru

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