すのさん短編集!

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大介と付き合って１ヶ月経った。


あれから大介は康二と遊びに行くことがなくなった。


俺は気にしないでって言ったけど、大介は

「俺には亮平がいるからそれでいいの」

って連絡先も全部消して康二を切ったみたいだった。


今までよりも俺の事を優先してくれるようになって、いつも俺の事を立ててくれるようになった。


いつからか大介の口癖は

「亮平の隣にいて恥ずかしくないような彼女になるんだ」

になっていて、大好きなアニメTも着ている所を見ることが減ったような気がする。


大介が愚痴をこぼす事もなくなって、前はキラキラした顔で語っていた夢も語ることはなくなって、俺が間違ったことを訂正すると悲しそうな顔をして


「ごめんね。亮平」


って謝るんだ。


アニメを見る事も少なくなって家にいる時は静かにソファに座ってテレビを見ていることが多くなって、俺が話しかけても上の空で、俺の傍から居なくなってしまわないようにそんな大介を俺は抱きしめることしか出来なかった。



大介は泣きそうな顔をしてスマホを見て俺の顔を見て電源を切ってを繰り返すようになった。


ねぇ、もっと早く気づいてあげられれば俺が大介の気持ちに少しでも寄り添ってあげられれば今もそばにいてくれた？


「大介っ！？」


気づいた時にはもう遅くて、大介の持つスマホの画面には“向井康二”と“発信中”の文字。



佐「、っごめんね。亮平。」


それだけ俺に告げて大介は家を出ていった。


大介、愛してたよ。愛してるよ。
気づいてあげられなくてごめんね。



どうか康二と笑顔でいられる場所を見つけて幸せになって、後悔なんてしないくらいに幸せになってね、頑張れ、“佐久間”。


そんな俺を気にしないのか家の外からは佐久間が泣きながら話している声が聞こえてきた。


佐「…っ、こーじっ、こーじっ、会いたいよっ、ごめんね。」

「俺、こーじに…こーじにっ…」



fin．


別の人の彼女になったよの阿部ちゃんsideでした！
曲にそって書いていないので駄作ではありますが、どうしても阿部ちゃんsideが書きたくて頑張ってみました！

CHUDOKU mmru→←別の人の彼女になったよ ab side ver.

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