犬系彼女(たまに猫) (ページ43)

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佐「 Aちゃんやん！久しぶりやん！」

「まさやちゃん！」

次の日の仕事から家にAを一人置いてるのは心配やから仕事場に一緒に連れてきた。
メンバーの中でまさやとは何かが合うらしくまさやも面倒見てくれる。

末「そいつら、俺が一般人やったら殴って蹴り飛ばしてるよう正門黙っておられるわ」

正「いや、俺も出来ることならそうしたいです、でも、ね？」

翌日昨日のことをメンバーに話報告すると誠也くんがキレにきれていて今にでも手が出てきそうな雰囲気を醸し出してる。

俺も誠也くんが言ってくれるとおりAが目にあった以上のことをやり返したいと思ってる。でも俺らは芸能人の立場やからそれは出来ひん。小島もさっきから何考えてるのかずっと俯いてる。

正「 …？Aどうしたん？」

まさやと絡んでたはずのAが慌てて怯える様に俺の背中へ隠れて俺の背中のシャツを握っていた。

「 …あの、ひと… きのう、の… 」

正「へ？」

Aが指さす方を見ると男と女の人がタブレットを持ち立ちながら軽く打ち合わせしてる所、その女の人を指さした。

「あ、正門さん、みなさんお疲れ様です。」

正「 …お疲れ様です、」

その女性が近付くとAはそそくさと楽屋が出ていき迷子になったら危ないから慌ててその後を追いかけた。