犬系彼女(たまに猫) (ページ28)

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正門side

探し回っていると二人の子供をみかけた、そんな時ふと幼少期の頃を思い出した。

「ここ、わたしたちの秘密基地！だーれにも教えちゃダメ！」

と今では思う懐かしい秘密基地を探して見つけたりして遊んでいた。それを思い出して幼稚園の時に住んでいた実家の近くの公園の裏の中庭みたいなのを思い出した。

そこで昔よくAと色んな遊びをしたりして幼少期を送った。

今住んでるのはAとの家から駅で言うと10個隣の駅が最寄り、歩いていっても3時時間はかかってしまう。
今の時間は夜の22時くらいで朝偶然天気を見ると夜中に激しい雨が降るだとか言っていた。

雷鳴ったらどうしよう、A、雷大の苦手で怖がり。早く見つけなきゃと思い無心にそこまで走って向かった。

だけど着くまでに間に合わなくて雨は降るし雷は鳴る、絶対A泣いて怖がってるんじゃないかと心配で堪らない。その中携帯は美沙からの着信の通知でいっぱい。鳴り続けていた。

今そんな所じゃない、と思い携帯の電源を切って大急ぎでそこへ走って向かった。
何時間か走ったりしてやっと着いたその秘密基地。息を整えながらAの在処を探して行った。

正「 A… 、」

外のため廃工場みたいな建物で、屋根はあるけど意味が無いほどいっぱいの雨漏り、そんな建物中の奥の方でマットの上でぐったりと横たわってるAの姿があった。