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L ページ7
良規side
でもその心配が的中したのはつい今日のこと。偶然この日は日直で、担任が伝言やらを大量に残した結果日誌にいっぱい書く羽目になりそれを整理して書いていた、途中友達が茶化しに来ては過ごしていた為Aの電話にはすぐには気付けなかった。
良 「 おつかれー。 」
やっと終わって帰り道が反対な同級生とは校門でお別れ、しばらく歩きながら携帯のチェックでAからの着信に気付いた、一応何かあった時のために電話ちょうだいって言ってるけど自分で何とかしようとするAやから滅多にかかってこないから珍しい1本の電話に不安を覚え掛け直すけど出てくれない。
学校から家までは徒歩30分程かかるけど俺の歩きやと15分過ぎで着く、やからそれくらいに着く様な早足で家に帰った。
ドアを開けると中から争ってるような音とAの泣き声と叫び声がするから慌てて入ると親父がAを押し倒してほとんど裸が見えている状態で、俺の頭の中で糸が切れて親父の胸ぐらを掴み投げ飛ばした。
目や手を紐で結ばれているそれを素早く解けば涙でいっぱいの怖がってるAの顔が見えた。
震わしてる身体にブレザーをかけて手を引っ張れば力強く、優しく抱き締めて頭と背中を撫でた。
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作者名：永瀬れみ
| 作成日時：2023年4月13日 1時
