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正「飯食ってはよ寝るんよ」

「あのね？妹さんもご飯に誘ってるんだけど来れないんだって３人で一緒に一度はご飯したかったのに仕方ないね？」

正「 Aはバイトで疲れてるから、はよ寝た方がええよ。」

なんて、他人事のように2人で喋っていてまるで私の居場所なんてないように感じた。

無理やり、笑顔を作りその場を過ごせば早歩きで家に帰る。
今まで帰るの遅かったのあの人のせいなんだ…。お兄ちゃんは、そんな人じゃないって、思ってたのに…。

でも、私たちはただの兄妹。ただの家族だからこんな関係本当はいけない。そう、これでいいの。

「 …ふぇっ… 、ごめんなさっ… 」

止まらない溢れる涙の中" 大好きだったよ迷惑な存在でごめんなさい "と部屋のテーブルにメモに残し夜遅く、私はお兄ちゃんの家を出ていった。だって、私がいる必要なんてないのだから。

いつ泣きやめるんだろうと思う涙の中、真っ暗な道を歩いてるといつしか雨が降って全身が濡れていて。行き宛てもなく歩いてると大きなクラクションの音で顔を見あげると目の前には車が追突してきて死ぬんだ、って思った。

でも、お兄ちゃんにも必要とされてない今存在価値もない私はもう死んでもいいって思った。

やってくる車とともに目を瞑って死ぬ瞬間を待っていると大きく強く、身体がどこかへ飛んで行った。