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正「 …既にさ、駄目なことしてるって分かってるんやけど。もっとダメなことしてええ？ Aの身体に触れたい。」

成る可く、優しい声で話しかけ目が合うとAも理解してるのしてないのか。キョトン顔でこちらを見る。

「 …よしくん、すき、」

正「ふふ、俺は大好きやで？」

「わたしも、触って欲しいし、よしくんに触れたい。でも、その後が怖い… 」

とても怖がりなAは俺と違って性交した後のことが不安みたいや。でも、俺もそれは思ってる。でも、した後や前と変わらず俺は好きでいられる自信しかない。

正「あのさ、見てわかったかも知らんけど。俺バイト頑張って一人暮らし出来るようになってる。Aといつか、一緒にまた住みたいって思ってたからさ。この部屋借りたんよ。Aの為に」

「 …ふぇ、 …私も、同じこと考えて、ばいと…してて、」

正「本間？…待って、めっちゃ嬉しい… やから、一緒に住まへん？」

「 …住むっ、よしくんと、また、住めるの…？」

正「ん、住めるよ？色々今の施設の手続きとかしなきゃやけどそれ済んだら、また一緒いれるから。」

気持ちを伝えると涙でいっぱいになったAは俺にぎゅうっと抱き着いてくる。それに背中を回してよしよし、と撫でてあげる。そのどさくさに紛れて首筋や耳にまた口付けを落とした。