まさかどよしのりくん (ページ24)

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まさかどくん。ページ24

『 …ん… 』

なんかの音で目が覚めて少し起き上がらせると帰ってきてたよしくん。

正『 A、起きた？今まで寝てたの？』

『 …ん、熱、あるみたい… 』

正『 …本間やな、なんで連絡してくれなかったん、ご飯は？食べた？』

熱があるみたい、と言うと彼の手は私のおでこを当ててしばらく目を瞑ってそう言う。

正『お粥、食べてお薬飲もっか、』

『 …薬やだ、』

正『嫌やと思うけど、飲まな熱下がらへんよ？しんどいままでいいの？』

『 …それもやだ、』

正『ん、Aはいい子やから、飲もうな？作ってくるから、ちょっと待ってて？』

そう言って私の頭を撫でるとキッチンにまた行き調理し始めるよしくん。ずっと寂しくて、寂しいのを我慢してたからか余計また寂しいからそっと後ろからよしくんに抱き着いた。

正『そのまま掴まってて、包丁危ないから。』

と力強く抱きしめててと言われてグッと弱った力を絞り込む。

『 …よしくんすき、』

正『ふふ、急にどうしたの、正門はもっと大好きやけど。しんどいのに連絡ないのは悲しいで、体調悪かったら連絡して？』

『 …はぁい、嫌いにならんといて、』

正『嫌いになる予定なんてありませんよ、大丈夫』

と背中を優しく撫でてくれた。