まさかどよしのりくん (ページ23)

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まさかどくん。ページ23

朝、目が覚めるといつもの様によしくんは既にホテルに戻っていた。身体をベッドから起き上がらせるといつもとは違う重さダルさが身体にかかった。

『 …熱、ある… どうしよ… 』

体温計で熱を測ると37.5℃と表示されていてそのせいで頭痛もするし身体も重いんだと認識した。

『 …よし、くん… くしゅっ… 』

電話をかけようかとしたけど時間を見たら10時頃で、舞台昼公演もあるから忙しいし迷惑だろうなって思ってかけるのを辞めると寒さで咳き込んだから布団に身体を戻した。

今は冬で、寒いから季節の変わり目でよく熱も出しちゃうからそれかなぁって思いながら目を瞑ってると気付いたら眠っていて。

次に目を覚ますと夜の18時頃。携帯を見ると15時頃によしくんから電話がかかっていた。
舞台中毎日15時頃、電話を掛けてくれるよしくん。なんで？ってこの前聞いたら合間にAの声を聞くと午後も頑張れるからって。そんなことを言ってくれた。

『 …でれなかった、』

もう、18時は回っていて。よしくん頑張れてるかなぁと心配しながらお水を飲む。

『 …何も食べてないや…。』

気付いたら朝からなんにも食べてなくて取り敢えずもう一度熱だけ測ると38.2℃に上がっていた。

よしくん帰ってくるまで寝ておこう、とまたベッドに入った。