まさかどよしのりくん (ページ15)

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まさかどくん。ページ15

舞台中、この前の誕生日の時からなかなか時間作れへんくてその埋め合わせもあって夜は基本Aの家で泊まることにした。マネージャーにわけを話すと理解して承諾してくれたから。

正『誕生日の時、何作ってくれてたん？』

『えーっと…よしくんの好きな焼き鳥焼いたでしょ…お酒に合うようなツマミも作って… 』

正『そんなに…？一人で頑張って作ってくれたんやね…やのに、俺は本間にアホや。火傷とかせえへんかった？』

『大丈夫だった！』

正『また同じメニュー作ってくれる？』

『うーん、どうしよっかなぁ、』

正『なぁんでよー、食べたいのに。俺も手伝うで？』

毎回夜ご飯は舞台で出してくれるケータリングのご飯を食べてからAの家に来てはソファーに向き合って膝の上に座らせてまったりとした時間を過ごすのが最近の日課。

正『あ、ここニキビできてる』

『んえ、どこ… 』

正『触っちゃだめやで跡残ったらどうするん。クリーム塗ろ。取りに行ってくるね。』

Aの目の下あたりを見てるといっこ気になる赤い出来物が目に入ったからAを少し離してAがいつも使ってる皮膚の薬を取りに行く。

大体、ある程度Aの私物や家の物をどこに置いてあるか把握してるから聞かないで取りに行けるほど頻繁に家に来れるようになって嬉しいなって思う。

正『よし、濡れたで』

『ふふありがと～』

元の体制に戻り向き合う形になってクリームを塗ってあげる。ここ最近、色々考えさせちゃったりしたからできたのかな。ぎゅうって抱き締めるとこの前よりまた痩せた気もする。