まさかどよしのりくん (ページ14)

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まさかどくん。ページ14

『 …ふぇ…っ、よしく…ん…っ、』

正『 A…。よしよし、大丈夫… 』

舞台が終わり明日の朝まで基本ホテルに戻るまで自由行動やから慌ててAの家に向かおうとしたらAの家の近所でパトカーが止まってたから慌てて走ってくるとAが泣いてた。

声を掛けると俺を見つめてはビックリしてはるみたいやけどぎゅうっと泣きながら抱き着いてきた。その場にいてくれた警察官の人に聞くとどうやらこの前言ってた人に襲われたみたい。

来てよかった、と安堵して泣いてるAの抱き締めて背中を摩ってあげる。

Aの家まで何かあったら危ないからだと警察官の人と一緒にAの家まで来てくれてお礼を言って別れた。

正『今まで、仕事やったん？』

『 …うん、昼出勤だったから、昼からなら21時までなの、』

正『 …ほんま、心配、』

『でも、よしくんホテルなんじゃ、』

正『昨日一緒にいれへんかったし俺が一緒にいたいから、来てん。朝ホテルに戻ればええし。』

『でも、来てくれて嬉しい。』

正『俺も来たかいがあった。本間、1人で夜歩かせたくない。』

と、部屋に入るなり後ろから抱き締めて首元に顔を埋めた。Aの匂いは好きで、すごく落ち着く。

『 …朝、何も無いから寂しかった、』

正『ごめんな？起きたらギリギリで、何も残してあげれへんかってん。』

むう、と口先をアヒルのように突き刺したのでその唇に俺の唇を重ねて口付けをした。