よしのりくん。 (ページ38)

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『 … ん …っ、はぁ …っ、』

体制を整えようと起き上がろうとしたら良規くんに腰を掴まれてもう片手は頭を押えられて口付けが始まった。

『 …っ…よし、の…りく…っ、』

名前を呼んでも辞めてくれなくて口付けをしながら良規くんが身体を起こしたと思えば逆に押し倒された。

正『 A…、かわいい。』

やめてくれて、目と目が合うと良規くんの顔は男の人というようなそう言うような顔をしていた。

『 …ひゃ…っ、んん…っ、』

首筋に顔を埋めてきたと思えば耳を舐められたり噛まれたり。擽ったくて恥ずかしくて変な声を出してしまった。

身体の何かが軽くなってきた気になった思えばパジャマのボタンを外されていくのがわかった。

『 …よし、のりくん…っ、』

恥ずかしくて胸を隠そうとすると隠した両手を良規くんが片手で頭の上で拘束してきてそのシーンがあの時を思い出した。

あれから半年はたっているけど身体の恐怖と言うのがまだ残っていていて良規くんなのに。涼太じゃないのにそう見えてくる。

1回、あの人に、目隠しをされて酷く身体を抱かれた時があって。その時が鮮明に頭の中で描き乱れた。

『よし、のりくん…っ、やあだ…っ、』

じんわり、また、涙が出てきて良規くんの身体を必死に押した。