よしのりくん。 (ページ17)

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次の日目を覚ますとお仕事お休みなはずの良規くんの姿が無かった。
時間は9時頃をさしていて。今日はどこに行くとか言ってなかった、やっぱり、私といるのが嫌になったのかな…？

めんどくさいから…わたし。

『 …ふぇ…、よし、のりく…っ、』

すぐに不安になって泣いちゃうの、やめたい。のに、すぐに涙が出ちゃう。病院の先生はあんな事があったから泣いちゃうのは当たり前って言ってたけど…。

少しそうしてると玄関のドアが開いて閉まる音がしてその音に玄関の方へ駆け寄った。

正『あ、A起きた？おはよう。コンビニ行っててん。また泣いてたの？』

『 …ん…コン、ビニ？だって、起きたら…良規くんいないんだもん…嫌になって出て行っちゃったかなって… 』

涙を服の袖で拭きながら言うと私の前でしゃがむ良規くん。しゃがんでは、私の頭を撫でながら涙を拭ってくれた。

正『ごめんな？A寝てる間にコンビニに朝ごはん買いに言ってただけやから。Aぐっすり寝てたから起こさん方がええなって思ったからさ。よう眠れた？』

『 …ん…、眠れた…。…ぎゅ、』

正『ん、よしよし。大丈夫やで、嫌になんかならんから。後で薬飲も、な？』

『 …のむ…から、ちゅー、して、？』

急に、甘たくなって下から覗き込んでくる良規くんにそうお願いすると微笑んで持ってたビニール袋を床に置くと覗き込むかのように下から口付けをしてくれた。