実は付き合ってます (ページ36)

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『本当に私たち付き合う？』

それを言われたのは次の撮影のときのこと。
それを耳打ちで言われるから周りも黙ったもんじゃない。

『本当に付き合ってるのか』

とか色々疑問にされて話題にされストレスの塊やった。
俺はそれに否定する一方彼女はそうはしなかった。

正『本間に、辞めてもらっていいですか？迷惑なんで。』

『 … ふーん、』

正『それに、前はあんなこと言いましたけど付き合ってる人、いるんで』

『 …えっ、そうなんだ… 』

そんな話の中楽屋に二人きりだった時大晴が間違えて入ってきたからいいタイミングやと心の中で決めると大晴の腕を引っ張る。

正『俺、こいつと付き合ってるんで』

福『えっ…まっさん… ？！』

何も知らない大晴は案の定慌てて俺らを見渡す。

『でも、男同士だよね…？そんな、冗談言わないでよー、』

正『本間ですよ』

そう言うと誠也くんごめん、と心の中で謝ると大晴の肩に手回して唇を強引に重ねた。

彼女の様子を横目で見ると驚いた顔をして口に両手を当てて唖然としながら楽屋を去っていった。

福『まっさん…、なにしてんの！』

正『あー…ごめん。助かったわ。』

大晴が間違って入ってくれたことをいいことにしばらくすると問題は解決したらしい。
でもその逆大晴が誠也くんにこのことを言うたみたいで嫉妬と怒りで1週間口を聞いてくれなくて正門は大ダメージを喰らった。