実は付き合ってます (ページ34)

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翌朝、目が覚めると可愛い寝顔で眠ってる、誠也くんの顔。
昨日、やり過ぎたかな、と少し後悔。

でも可愛すぎる誠也くんのせい、それも。
少し身体を起こして携帯を開くとマネージャーからの連絡。今日は昼からの舞台稽古の確認やった。

誠也くんを起こさない様にゆっくり起き上がり脱水所へ向かいシャワーを先に済ませる。
数分して戻るとどこか拗ねてる様な顔で周りを見渡してる誠也くん。

正『どうかしました？』

末『よしのり… っ、』

俺を見つけてはぎゅうっと抱き着いてくる可愛い小動物。詳しく聞けば起きたら俺がいないからまたあの女の人のところに行ったのかと不安になったらしい。

末『勝手に、どこか行かんといて…っ、』

正『ふふ。すいません。起きたら汗かいてたんで、シャワー浴びてました。誠也くん置いてどこにも行きませんよ。』

末『 …でも、来てたもん… 』

正『 …何が、？』

俺の携帯が置いてあるテーブルに近寄り携帯を持ってくると見せられた画面は共演者からの着信。

だいぶ、厄介な事になりそうやな、と再確認した。