実は付き合ってます (ページ3)

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正門side

俺は自覚がある方やと思う。
誠也くんが誰かに引っ付くと心の中がモヤモヤとるし俺のなんやけど、って嫉妬心が溢れる。

重いなんて言われた事ないけど思われてたらどうしようって最近の不安。
誠也くん気分屋やしツンデレな時もあって二人きりの時は基本デレが多いけどメンバーといる時はやっぱり最年長ってこともあってかツンが多い。

小『誠也くんは？』

大『今日から東京やで坂本くんと』

夏から始まる舞台に向けて先輩の方と遠征中。この前嬉しそうに坂本くんに可愛いって言われたって言うてはった。

リ『正門、魂抜けた顔せんといてわかりやすすぎ』

ギターを触りながら楽屋で誠也くんのことを考えているとリチャくんにそう突っ込まれた。リチャくんには勝手にライバル視してる所があって、2人仲良いし一緒におる期間が長いからやと思う。

だから偶に見透かされ俺らの関係がバレちゃうんやないかってこの人にはそう言った変なド○○キが刺さる。

リ『何考え事？』

正『嫌、別に… 腹減ったなあって… 』

リ『お前、嘘つくん下手よなさっき食うたとこやん』

なんて、時計を見ると14時頃。確かに昼飯はさっき食うた。やっぱりこの人は怖い…。