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大橋side
和 『 A、？ 』
仕事が終わり楽屋へ戻ると携帯が鳴っていた。名前を見ると大好きな彼女の名前。
普段からかけて来ないAの電話は珍しく急いで電話に出る。
声掛けて問い掛けても泣いてるのか返答がない。
『 …かずくん、 会いたい… 』
やっと聞けたその声は涙声と一緒の消えそうな声やった。
A、無理するタイプで俺にはあんまり迷惑かけたがらない。でもこんなことは初めてだった。
限界が来たんやろか。中々会えてなくてスケジュールを辿っていくと2ヶ月も既に会ってなかった。
俺も限界でここ最近丈くんにバレるくらいやった。
でも仕事が詰まってて大阪には帰れない。
だけど俺も今すぐAに会いたかった。
会って、キスもしたい抱き締めたりもしたい。
和 『 A、会いに行くから待っててくれる？ 』
そう訪ねると不安そうな声で頷いてくれた。
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作者名：れみ
| 作成日時：2022年4月28日 8時
