アイドル大橋くん (ページ19)

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かずくんがくれたマンションの住所のメモを頼りに東京駅からタクシーで向かった。

マンションの近くで降ろしてもらいそのマンションを探すとタウマンみたいに背が高すぎるマンション。

そのエレベーターに乗り込み指定されてる8階まで上る。
着いた頃にかずくんから電話がありそれに出てみる。

和『今どこ？』

『あ、今ちょうど、かずくんのマンションに着いたとこだよ入って待ってていい？』

和『うん、今俺も仕事終わってマネージャーの車で戻ってるとこ。あと少しで着くから待ってて？』

グッドタイミングで帰ってくるみたいでこの前貰った合鍵を使い中へはいると一人暮らしでは広すぎる中の部屋。

キッチンも料理するから広くてベランダも広い。開放感的。
忙しい彼でも洗濯とか自炊はしてるみたいで安心した。

ソファーに座らしてもらいしばらく待ってると玄関のドアが開く音がして足音が聞こえる。

和『 A～、会いたかった』

と私の顔を見ては犬のように笑顔で抱き着いてくれる彼。
私も無性に会いたかったから会えて嬉しくてぎゅうっと抱きついた。