29話 ページ36
〜日向翔陽side〜
あぁ、珍しく自分の力で早起きしたなぁ。
今の時刻は...5時過ぎ。
早起きした日は(あまり無いが...)いつも外をランニングしてるけど、この建物の外を出ると人喰い鬼が居るから出られない。
...暇だし、体を動かすため建物内でも探索するか。
日/影「『よいしょ...は?』」
おい、何で同じタイミングで影山も起きるんだよ。
影「...お前も起きたのか。」
『第一声は「おはよう」じゃねぇのかよ。』
影「お前も言わねぇじゃねぇか。」
...はぁ。
『で、早起きした影山くんはこれから何をするつもりだったんですか?』
影「外をランニングしようと...」
『はぁぁぁ!?』
影「おい、他の人は寝てるんだから静かにしろ。」
いや、今の影山の発言を聞いて叫ばない人は居ないだろ!?
『お前、昨日のAさんの話しを聞かなかったのか?今、俺らが居る場所は人喰い鬼が彷徨いている場所なわけ。だから、外にランニングしに行ったら殺されるかもしれないんだぞ。分かりましたか?か・げ・や・ま・く・ん。』
影「チッ...忘れてた。」
まぁ、昨日来たばかりだから、忘れるのもおかしくはねぇけど...
流石の俺でも早々に気づいたから、影山より俺の方が頭良いと思うんですけどぉ!
影「なら、お前は何するために起きたんだ?」
『あ、俺?俺は建物内を探索しようかなと思って起きた。ランニングが出来ない分、少しでも歩いた方が良いかなと思って...』
影「...じゃあ、俺も行く。」
『え、影山くんも?』
影「な、何かいけねぇのかよ。」
『別にぃ。』
ま、1人で行くよりは誰かと一緒に探索した方が楽しそうだしな。
『そんじゃ、い』
伊「っしゃあ!紋次郎、紋逸、行くぞ!」
炭「ちょ、伊之助!そんな急ぐなって!」
善「おーい、待ってよぉ!」
...炭治郎さん達の声だ。
今からどこかに行くのか?
鬼殺隊の人達のことも知りたいし、後を追ってみようかな。
『影山、炭治郎さん達を追いかけようぜ。』
影「は?何でだよ。」
『何となく。ほら、行くぞ。』
影「あ、あぁ...」
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作者名:CATHERINE | 作成日時:2020年12月17日 21時